柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-10-19から1日間の記事一覧

回帰と反復

マーティン・ジェイ『アドルノ』(岩波現代文庫)あるいは、このことを彼の歴史哲学の用語で述べてみるなら、アドルノはたとえその歴史哲学がどれほどニーチェ風なものに見えたにしても、回帰が永遠に続くといったような信仰にはけっして屈服しなかったであ…