2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧
フッサール『イデーンI-I』(みすず書房)そして、この態度がもっぱら支配的態度となっているかぎりでは、「真の存在」「現実的存在」すなわち実在的存在といった諸概念は、また――すべての実在的なものは世界という統一に統合されるわけだから――「世界のうち…
すなわち、われわれは、ただ、すべての原的方法という最普遍的原理、つまりすべての所与性の根源的正当性という最普遍的原理だけを、自ら明瞭に捉え、そしてその原理を生きいきと念頭に置くということ、一方これに対して、われわれは、様々な認識様式や認識…
『マルクス=エンゲルス全集 第40巻』(岩崎允胤訳、大月書店)さて、デモクリトスは現実の反省形式として必然性を適用している。これとは反対に、エピクロスによれば、 「一部の人々が万物の女王として導きいれているところの必然性は存在せず、或るものは…
第一章 思考の地殻変動 第二章 個体とは何か 第三章 意味とは何か 第四章 システムとは何か 終章 倫理とは何か――愛も正義もないところで 吉本隆明『貧困と思想』(青土社、二〇〇八年)僕が一番関心を持っている中産階級の中以下の産業とか個人産業とか、肉…
『このようなことが起こり始めたら… ミシェル・トゥルゲとの対話』 (小池健男・住谷在昶訳、法政大学出版局)福音書は、人類が〈愛による支配〉を選ぶだろうなどとは、まったく預言していません。人類は大きな十字路にさしかかるたびに、正しい道を選ぶこと…
内橋克人編『大震災のなかで 私たちは何をすべきか』(岩波新書)序のことば 内橋克人 私らは犠牲者に見つめられている ―ル・モンド紙フィリップ・ポンス記者の問いに 大江健三郎 原発震災と日本 柄谷行人 東北関東大災害に際しての考えと行い 中井久夫 被災…
資本主義は、利潤の発生が継続されなければならない。 その為に安い労働力を求め続ける。 その安い労働力市場も現在、中国からアフリカにシフトしているが それも20年後には終る。 金利もリーマンショック以前から低迷している。 利潤の減少により資本主義は…
脱原発を求める機運の高まりを受け、デモ行進という行為が新たな存在感を示している。東日本大震災から3カ月となる11日、脱原発を訴えるデモに全国121カ所で計6万人以上(主催者発表)が参加した。インターネットを通じた日本発の呼びかけに応えたフ…
村上春樹『若い読者のための短編小説案内』作者が自分とまったく違う阿Qという人間の姿をぴったりと描ききることによって、そこに魯迅自身の苦しみや哀しみが浮かび上がってくるという構図になっています。その二重性が作品に深い奥行きを与えています。 藤…
16日、旭川中央図書館で借りて来た。 フッサール『イデーン I-I・II』(みすず書房) ソーカル、ブリクモン『「知」の欺瞞』(岩波書店) 大江健三郎『水死』(講談社) 小林敏明編『哲学者廣松渉の告白的回想録』(河出書房新社) 教育大で借りて来た。 『…
本書が読解の対象とする哲学者スピノザ(一六三二―一六七七)は十七世紀のオランダに生まれた。デン・ハーグ近郊に移住してからは有名なレンズ磨きの仕事を始める。 スピノザ『知性改善論』第七十二節 自然におけるどんな球もいまだかつてそのようにして生じ…
『マルクス・エンゲルス全集』(大月書店版)第八巻ヘーゲルはどこかで、すべて歴史上の大事件と大人物はいわば二度現われる、と指摘している。ただ彼は、一度は悲劇として、二度目は茶番として、と付け加えるのを忘れた。
中上健次『風景の向こうへ・物語の系譜』(講談社文芸文庫)柄谷行人大兄、十五年前に出会った時の新宿、紀伊國屋書店三階の喫茶店で何を話したか覚えているだろうか? 年譜 中上健次 藤本寿彦編 一九七九年(昭和五四年) 三三歳 八月、『文芸』に柄谷行人…
ブイガス『モデルニスモ建築』(みすず書房)によれば カタルーニャ語とスペイン語は違うらしい。 昨日、報道ステーションなどで 村上春樹のカタルーニャでのスピーチを見た。 6・11新宿・原発やめろデモ!! 柄谷行人夫妻、高澤秀次、いとうせいこう、 奥泉…
「週刊読書人」6月17日号kengoa1965 「読書人」6月17日号、ただいま製作中。柄谷行人氏ロングインタビュー(1万字)。「反原発デモが日本を変える」。「核兵器を持つ野心のある日本政府」。「東京(電力)裁判が必要に」約20時間前 柄谷行人氏インタ…
9月4日(日)14:00-16:00 朝日カルチャーセンター湘南 0466-24-2255話題の新刊『吉本隆明と柄谷行人』の 著者・合田正人氏が、 知の巨人・柄谷行人に迫る! 柄谷行人 1941年生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学・近畿大学教授などを経て、現在、評論家。…
『新潮』 2011年7月号哲学の起源(第一回) 柄谷行人 第一章 普遍宗教と哲学 1 交換様式から見た普遍宗教 2 預言者の出現 3 イオニアの社会と思想 第二章 イオニアにおけるイソノミア 1 イソノミアとデモクラシー 2 アテネのデモクラシー 3 国家と民主…
柄谷行人氏の6月11日のデモ参加は 長池評議会ではなく http://associations.jp/ としてになるようです。脱原発に向けた新たな社会運動へ 日時:6月11日土曜日 14時集合 場所: 新宿中央公園(たんぽぽ舎のデモに参加します) 『震災・原発と新たな社会運動』…
吉本隆明『高村光太郎』(五七年)戦争に敗けたら、アジアの植民地は解放されないという天皇制ファシズムのスローガンを、わたしなりに信じていた。 絓秀実『吉本隆明の時代』(作品社)「情況」という吉本独特のクリシェが、サルトルの哲学的キーワードでさ…
デヴィッド・グレーバー『アナーキスト人類学のための断章』 (高祖岩三郎訳、以文社)だがおそらくもっとも面白い事例は、ラドクリフ‐ブラウンの同時代人で、フランス人類学の創始者と言われるマルセル・モース(一八七二―一九五〇)であろう。彼は革命的社…
http://www.kojinkaratani.com/jp/ http://toudenmaeaction.blogspot.com/ http://blog.livedoor.jp/hida_2005/archives/51737043.html http://blog.goo.ne.jp/uhi36845-002/e/76c33e84ac322eff1b2e1dfffb5ebedc Dokushojin_Club 柄谷行人氏。 5:24 PM May 2…