柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2011-06-29から1日間の記事一覧

世界のうちの存在

フッサール『イデーンI-I』(みすず書房)そして、この態度がもっぱら支配的態度となっているかぎりでは、「真の存在」「現実的存在」すなわち実在的存在といった諸概念は、また――すべての実在的なものは世界という統一に統合されるわけだから――「世界のうち…