柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

差異と抑圧

ユダヤ人のマルクス、フロイト、デリダにとって 抑圧や差異という言葉には 切実な意味があったのではないか。 レヴィナス『困難な自由』(法政大学出版局) 現代の無神論は神の否定ではありません。それは、『悲しき熱帯』の無差別主義(indifferentisme)で…

15世紀のトルデシラス条約によれば日本はポルトガル領

これに従い、ザビエルが日本に来た。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%82%B9%E6%9D%A1%E7%B4%84 「尖閣」の語源は、1845年、イギリス海軍軍艦サマランが釣魚諸島を測量し、釣魚島がキリスト教会の…

領土問題は存在しない

2004年3月24日 尖閣諸島・魚釣島に中国人7人が上陸、沖縄県警が逮捕 http://www.asahi.com/special/senkaku/OSK200403240036.html 速報!釈放判断したのは、やはり仙石!テレビ朝日が報道!仙石は、日本国民を騙した!何の説明もせず、「検察の判断」と検察…

一般意志と全体意志

ルソー『社会契約論/ジュネーヴ草稿』(中山元訳、光文社古典新訳文庫) こうして確立された原則から生まれる最初の帰結、そしてもっとも重要な帰結は、国家は公益を目的として設立されたものであり、この国家のさまざまな力を指導できるのは、一般意志だけ…

存在と本質

レヴィナス『存在の彼方へ』(合田正人訳、講談社学術文庫)の 存在は essence の訳であるという。exist ラテン語 existere 不定詞語尾) essence ラテン語 essentia 「存在すること、本質」 実存主義 (Existentialism) とは、人間の実存を哲学の中心におく思…

1254年 日蓮宗本山・藻原寺 創建

茂原で西から東に流れる一宮川沿いを歩く事が多いが 江戸時代の四谷から御茶ノ水かなと思う。 伊藤仁斎の漢文は中国でも評価が高かったという。 梅棹忠夫『狩猟と遊牧の世界 自然社会の進化』(講談社学術文庫) 農耕は、すでに自然社会においておこなわれて…

ことばが祈りもとめる他者

レヴィナス『全体性と無限 外部性をめぐる試論 上』(熊野純彦訳、岩波文庫) それは事実の偶像崇拝、言い換えれば語らないものに対して祈ることがであるとともに、意味づけと神秘化にあって乗り越えがたい多元性を示すものにほかならない。 けれども表出の…

他人の妻と性行為をおこなっても

G.ドゥルーズ『スピノザ 実践の哲学』(鈴木雅大訳、平凡社ライブラリー)それからまた、他人の妻と性行為をおこなっても、その行為がそれ自体としてもつ積極性においては自分の妻とおこなう場合となんら変わりはない以上、悪もまた善と同様なにがしかの価…

ユダヤ人はイエスを処刑したか

一九四七年八月 ゼーリスベルクの十箇条 二、イエスはダヴィデの家系のユダヤ人の母から、ユダヤの民から生まれたということ、イエスの永遠の愛と赦しはその民と世界中の人々を包み込んでいるということを思い起こさせること。 七、イエスを処刑したという汚…

国連は未完のプロジェクトと考えられる

結局、11日に「世界」と「文學界」は 調布パルコで買ったが ハーバーマス『認識と関心』 『コミュニケイション的行為の理論』(未来社) を買おうか悩んだ。また別の機会に。 「文學界」の討論によれば ハーバーマスは西洋中心主義であるという。 ユルゲン・…

第七回 長池講義 自由討議 『世界史の構造』

柄谷行人氏が『世界史の構造』発表後に 考えている事が語られた。 私有はどのように始まったのか。 交換様式Dの理論はラカンと同じではないか。 (ボロメオの環は柄谷氏がラカンを意識して使っている。 但し、以前の長池講義でラカンの現実界、想像界への言…

柄谷行人を解体する34

http://mimizun.com/log/2ch/philo/1284238413/ 柄谷行人を解体する34 1 :抑圧されたものの永劫回帰:2010/09/12(日) 05:53:33 0 【世界史と】柄谷行人を解体する33【革命ごっこ】 http://bit.ly/cgCMBx 1 :惰民党[] 投稿日:2010-07-29 06:17:03 / ノノ ノノ…

抑圧された者たちのため息

丸山眞男「民主主義こそ、困難であるが その実現を目指し続けなければならない永続革命である」 柄谷行人「丸山のその考えは間違っている。 世界同時革命によって資本主義が揚棄される」丸山眞男が柿本人麻呂で 柄谷行人が藤原定家か。 テリー・イーグルトン…

柄谷行人 平和の実現こそが世界革命

http://www.iwanami.co.jp/sekai/ 『世界』 2010年10月号 ありうべき世界同時革命 柄谷行人 大澤真幸 岡崎乾二郎 http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/ 『文學界』 2010年10月号

漱石と世紀末 柄谷行人・小森陽一・石原千秋

小森陽一・石原千秋編『漱石を語る2』(翰林書房)イニタレストと美的判断 「帝国」とナショナリズム 構造の普遍性 子規と漱石 ヒューモアとカント 超越論的批判 「考える人」漱石 生きられた懐疑 理論的であること 二つの中心 『彼岸過迄』の可能性 二一世…

第7回長池講義と梨が当たりました

彩玉は多分、1日に蒲田から羽田までバスに乗った時 NACK5を聴いて応募したと思う。 テリー・イーグルトン『宗教とは何か』(青土社) グローバルな宗教復興は、まさにこうした抑圧したものの回帰の一例である。 http://t-proj.com/twitter/?q=%E9%95%B7%E6%…

第七回 長池講義 開催情報

会 場 : 長池公園自然館 (東京都八王子市) 日 時 : 2010年9月11日(土曜日) 13:00〜17:00 テ ー マ : 自由討議 『世界史の構造』 討議参加者 : 柄谷行人、大澤真幸、苅部直、島田裕巳、高澤秀次他。 http://web.nagaike-lecture.com/?eid=1406693