2010-09-06 漱石と世紀末 柄谷行人・小森陽一・石原千秋 小森陽一・石原千秋編『漱石を語る2』(翰林書房)イニタレストと美的判断 「帝国」とナショナリズム 構造の普遍性 子規と漱石 ヒューモアとカント 超越論的批判 「考える人」漱石 生きられた懐疑 理論的であること 二つの中心 『彼岸過迄』の可能性 二一世紀、漱石は世界的に読まれる 大橋洋一「訳者あとがき」 テリー・イーグルトン『宗教とは何か』(青土社) 問題は普遍的・抽象的価値を(文明)を特定の場所や時代に媒介するものであったはずの文化が、逆に、抑圧されたものの回帰さながら、文明を攻撃するようになった――それが現在の状況なのである。