柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

漱石と世紀末 柄谷行人・小森陽一・石原千秋

小森陽一石原千秋編『漱石を語る2』(翰林書房

イニタレストと美的判断
「帝国」とナショナリズム
構造の普遍性
子規と漱石
ヒューモアとカント
超越論的批判
「考える人」漱石
生きられた懐疑
理論的であること
二つの中心
彼岸過迄』の可能性
二一世紀、漱石は世界的に読まれる


大橋洋一「訳者あとがき」
テリー・イーグルトン『宗教とは何か』(青土社
 問題は普遍的・抽象的価値を(文明)を特定の場所や時代に媒介するものであったはずの文化が、逆に、抑圧されたものの回帰さながら、文明を攻撃するようになった――それが現在の状況なのである。