柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2011-01-01から1年間の記事一覧

柄谷行人『政治と思想 1960-2011』平凡社ライブラリー

@jimbunshoin 人文書院 今日の平凡社:ホッピー対談 回顧2011年〜ライブラリーで3月に柄谷行人『政治と思想 1960-2011』が刊行予定。 1時間前 http://heibonshatoday.blogspot.com/2011/12/2011.html 公開講演会「中国の直面する問題 / における中国」が開…

柄谷行人「帝国論」

@KinoShinjuku 紀伊國屋書店新宿本店 [今朝の新聞より]「朝日」もまた「書評委員 この1年」という欄が。柄谷行人さんは来年「帝国論」に取り組まれ、中島岳志さんの『血盟団事件』は執筆の佳境だとか。待ち遠しい限りです。 ^KO 12月25日 昨日、図書館で借り…

琉球は半独立国で、清国の冊封国でした。

渡辺惣樹氏は支那と書くが1954年生まれ。19世紀前半、日本人を見たアメリカ人は日本人が中国人より優れ、将来性があると感じたという。 渡辺惣樹『日米衝突の根源 1858-1908』(草思社) (明治)天皇が憂慮していたもう一つの問題は、琉球の帰属問題でした…

【一般意志か?】柄谷行人を解体する40【NAM原理か】

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1326190972/ 【一般意志か?】柄谷行人を解体する40【NAM原理か】 1 :ちんこへの意志@船橋メルトダウン:2012/01/10(火) 19:22:52.04 0 725 :考える名無しさん:2011/12/24(土) 20:17:36.15 0 柄谷行人のおかげだって…

前田英樹『深さ、記号』書肆山田

池袋西武で購入。渡辺惣樹『日米衝突の根源 1858-1908』草思社 前田英樹『深さ、記号』書肆山田 1851年からマルクスは「ニューヨーク・トリビューン」紙の特派員になり、1862年まで500回以上寄稿した。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%…

廖天其・劉霞編『劉暁波文集』 (岩波書店)

廖天其・劉霞編『最後の審判を生き延びて 劉暁波文集』 (丸川哲史・鈴木将久・及川淳子訳、岩波書店)アメリカのクリントン大統領の「ファスナースキャンダル」でモニカ・ルインスキーがスカートの精液の跡を公開したのは、世論の圧力に屈してだったと言え…

佐々木中『アナレクタ3』(河出書房新社)

朝吹真理子との対談で朝吹の発言が掲載されていない。 僕のブログかと思った。「砕かれた大地に、ひとつの場処を」で 過去の巨大地震と原発事故を列挙しているところが文学的だと思った。 筒井康隆の「バブリング創世記」のように。 佐々木中『アナレクタ3 …

柄谷行人「〈世界史の構造〉における中国」

神谷町の浅田彰満員で入れず、駒場で柄谷行人 22時間前 中国社会文化学会2011年度12月例会汪暉「中国の直面する問題−国家と民主の概念を再考する」 「中国ではなぜソ連・東欧のように社会主義体制が崩壊せずに 市場経済を導入する事が可能だったのか。…

尾高修也『近代文学以後』(作品社)

sakuhinsha 『近代文学以後』、ご感想などお聞かせいただければ幸いです。RT @sasaki_makoto 26日、図書館で借りて来た。トクヴィル『アメリカの民主政治 上・中』(講談社学術文庫)『アメリカのデモクラシー 第二巻 上』(岩波文庫)尾高修也『近代文学以…

東浩紀『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』講談社

「柄谷行人を解体する」は、「批評空間」第IV期であり 2ちゃんねる「柄谷行人を解体する」は集合知である。 東浩紀『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』講談社 フロイトによれば、抑圧された欲望は夢として回帰する。何度も繰り返しているように、本…

絓秀実 2011年12月12日 23時57分

中上健次が「絓秀実という面白い批評家がいる」と 柄谷行人に紹介。渡部直己、中森明夫の言動とあまり区別がつかない。NAMの東大・駒場のトークイベント(柄谷氏と。司会・倉数茂氏)で 天皇が東大を訪問した事を批判していた。 (このイベントの終了時、柄…

12月11日(日)全国から電力会社・経産省を包囲しよう!12・11デモ

@associationsjp 12.11デモ 現在、東電前。#genpatsu #demo twitvid.com/81Z1Y 5時間前 12・11デモ『全国から電力会社・経産省を包囲しよう!』(仮) http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=66480424&comm_id=20138

■19世紀後半に発する太平洋戦争の原因

日米衝突の根源 1858-1908 渡辺惣樹〈著〉 草思社・3675円 評・柄谷行人(評論家) 朝日新聞 2011年12月11日http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2011121300008.html http://digital.asahi.com/20111211/pages/book.html http://blog.goo.ne.jp/sunsetrub…

自由労働者と奴隷

布袋寅泰、国際フォーラムの開演前に読んでいて。 A・トクヴィル『アメリカの民主政治 中』(井伊玄太郎訳、講談社学術文庫)自由労働者は賃金をうけとっているが、奴隷は教育、食物、世話、衣服をうけている。奴隷の生活を維持するために主人が支出する金…

布袋寅泰さんから再び

_HOTEI ありがとう、佐々木君。 RT @sasaki_makoto: @_HOTEI @naoki696969 当日券は17:30から販売だそうですよ。 http://kyodotokyo.com/koendetail.do?whpJigyoCode=1698&k...posted at 06:57:21 @_HOTEI 札幌6列目、白Xシャツでした!静岡以来ですが曲…

十字軍と百年戦争

A・トクヴィル『アメリカの民主政治 上』(講談社学術文庫) 十字軍〔第一回1096―1099 第二回1147―1149 第三回1189―1192 第四回1202―1204 第五回1219―1221 第六回1228―1229 第七回1248―1252 第八回1270 終末1291〕とイギリス人との百年戦争〔1337―1453〕と…

A・トクヴィル『アメリカの民主政治』

ジェファースン大統領 "Notes sur la Virginile"「ヴァージニア覚書」イロコワ族では、優勢な敵に攻撃されたとき、老人たちは、逃げたり自らの国の滅亡後に生き残ったりすることを軽蔑し、古代ローマ人がローマをゴール人によって掠奪されたときのように、進…

対談 汎科学論 − 「3.11」後の知 柄谷行人 尾関章

12/11(日)は仕事なのでデモに参加しない予定です。大谷大学で『「世界史の構造」を読む』の誤字を伝えたおかげで インスクリプト・長池講義の丸山さんから 第2刷を頂いた。 朝日カルチャーセンター・湘南教室 TEL 0466-24-2255 『哲学の起源』を読む 評論…

立川談志と浅田彰

870 :考える名無しさん:2011/11/23(水) 18:04:56.57 0 談志のようにひたすら文句875 :考える名無しさん:2011/11/24(木) 15:07:38.47 0 笑点を作った立川談志 批評空間を作った浅田彰876 :考える名無しさん:2011/11/24(木) 15:35:47.08 0 談志の方が謎 …

平松守彦・丸山眞男「きしみあいから独創が生まれる」

アーレントは、トクヴィルの議論からタウンシップを知ったのではないかと思う。またイソノミアよりタウンシップを強調したかもしれない。福沢諭吉もトクヴィルの言うタウンシップに関心を持ったというのは興味深い。日本の幕府・政府に対する地方の自治のあ…

Re: 小林秀雄 2011年11月14日 03時52分

拝復 makorin様丁寧なお返事ありがとうございます。柄谷がコンプレックスについて発言したのは確か中上との対談です。「誰にでもコンプレックスはある。僕もある。ルサンチマンがあるかどうかが問題だ。君だって浅田彰にコンプレックスがあるだろう」出典は…

【Ten Years After】柄谷行人を解体する39【輪廻】

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1318439800/ 【Ten Years After】柄谷行人を解体する39【輪廻】 1 :船橋ビンラディン主義者@諸行無常:2011/10/13(木) 02:16:40.24 0 オウム(現アレフ) NAM(New Associationist Movement) 代表 上祐史浩 = …

11/11 たそがれの経産省キャンドル包囲『人間の鎖』アクション

霞が関には冷たい雨が断続的に降っていた。 associations.jpの方が数人。 せっかく来たのだが(都区内・りんかいフリー2,570円) 用事があるのでアクション前に場所を離れた。様々なるペンライト http://blog.livedoor.jp/hida_2005/archives/51773475.html …

Re: ユダヤ教とイスラム教について 2011年11月07日 21時14分

拝復 佐々木様また浅学菲才の私に難題を仰せですね(笑)。 これだけで上・中・下3冊の本が書けそうです。 かなり暴力的に要約します。 まず『クルアーン』に「ユダヤ教徒を憎め」とちゃんと書いてあるんです(笑)。これはムハマンドがシリア付近にいたユダヤ…

ガブリエルとムハンマド

ガブリエルは、バビロン捕囚(前597〜前539)における ペルシア王・キュロスやユダヤ人の解放を語る。 610年、ムハンマド(マホメット)はガブリエルに出会い、啓示を受ける。 ユダ王国の滅亡からバビロン捕囚時代を舞台に書かれた旧約聖書の『ダニエル書』…

ハンナ・アーレント『暴力について』(山田正行訳、みすず書房)

ハンナ・アーレント『暴力について 共和国の危機』(山田正行訳、みすず書房)アテネの都市国家がみずからの国制をイソノミア(ισονομια)と呼び、ローマ人がみずからの統治形態をキーウィタース(civitas)と呼んだときに、かれらの念頭にあったのは、その…

10/26 2011年度 大谷大学真宗学会大会

井上尚実「普遍宗教としての浄土真宗」 日本人は放射線の無い浄土を求め続けるのかもしれない。 半減期数万年というのも宗教・神話的だ。会場に浅田彰氏。柄谷行人「普遍宗教と哲学」 「宗教の起源」とも言うべきかなり刺激的な講演だった。講演の内容は『親…

「自然と人間」〜これからの環境思想を考える〜講師:柄谷行人氏

渋谷パルコで購入。柄谷行人『「世界史の構造」を読む』 インスクリプト 新潮2011年11月号 松本三之介『近代日本の中国認識』 以文社 アンサーリー『イスラームから見た『世界史』』 紀伊國屋書店 港区立エコプラザで柄谷氏の講演。 15日に時間がなくて端折…

レイボヴィッチ『ユダヤ女 ハンナ・アーレント』(法政大学出版局)

マルティーヌ・レイボヴィッチ『ユダヤ女 ハンナ・アーレント 経験・政治・歴史』 (合田正人訳、法政大学出版局)このように、政治的行為への接近は、ユダヤ人にとって自分たちの伝統や、それを基礎づける正義への要請の放棄を意味してはいない。しかし、政…

汪暉『思想空間としての現代中国』(岩波書店)

汪暉『思想空間としての現代中国』(村田雄二郎・砂山幸雄・小野寺史郎訳、岩波書店)近代国民(ネーション)‐国家(ステート)の形成は、方言を基礎とする書きことばの創出と明らかな関係がある。このことはすでに多くの学者が注目している(1)。ダンテ以…