尾高修也『近代文学以後』(作品社)
sakuhinsha
『近代文学以後』、ご感想などお聞かせいただければ幸いです。RT @sasaki_makoto 26日、図書館で借りて来た。トクヴィル『アメリカの民主政治 上・中』(講談社学術文庫)『アメリカのデモクラシー 第二巻 上』(岩波文庫)尾高修也『近代文学以後』(作品社)
12月1日
村上春樹に強い関心がある訳でない著者による村上春樹論。
古井由吉と親しいらしく、古井由吉、柄谷行人らを
新宿の文壇バー・風花での朗読会で数回見たので
古井氏への言及には興味があった。
今年、大江健三郎を新宿で見た時、
「自分は近代文学である。
村上春樹のような現代文学と違う」
と言っていたようだった。
「『水死』と『1Q84』には
平家物語への言及という共通点がある?
売れた部数が全然違う」という発言もあったが。
『1Q84』といえば以下を思い出す。
・赤塚不二夫の父はNHKの集金人だった。
・酒井法子の夫が渋谷と千葉で薬物を使用し逮捕された。
(登場人物の男性が同様の行動をするBOOK3はその後に出版)
・浅田彰の「1Q84」
尾高修也『近代文学以後 「内向の世代」から見た村上春樹』(作品社)
ヨーロッパの十八世紀ごろに始まる「近代文学」が、日本でも明治以後歴史をつくり、それが中上健次あたりで終わったと見る人がいる。
村上春樹『若い読者のための短編小説案内』
作者が自分とまったく違う阿Qという人間の姿をぴったりと描ききることによって、そこに魯迅自身の苦しみや哀しみが浮かび上がってくるという構図になっています。その二重性が作品に深い奥行きを与えています。
最新作『1Q84』Book3奇数章に登場する殺人請負人である女性主人公の「青豆(あおまめ)」という不思議な姓は、中国古典詩では僧坊を指す言葉として用いられている。