柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「政治と思想 1960−2011」刊行記念 柄谷行人さん講演会

渋谷パルコで購入。森三樹三郎『老子・荘子』講談社学術文庫 エリアーデ『世界宗教史』(全八巻)ちくま学芸文庫 スガ秀実『反原発の思想史』筑摩書房 神田神保町・東京堂書店。3Fで柄谷行人の仕事フェア。 定本、学術文庫、『政治を語る』など。「政治と…

バフチンの引用論

バフチン 一九四〇年ヘレニズム時代のきわめて興味深い文体論の問題のひとつ――それは引用の問題である。公然の引用、半ば隠された引用といったような形式、コンテクストで引用を囲む形式、イントネーションによる括弧づけの形式、引用されている他者の言葉の…

フェン・チャー「デモクラシーの時ならぬ秘密」

フェン・チャー「デモクラシーの時ならぬ秘密」 『デリダ 政治的なものの時代へ』(岩波書店)理論的知識の探究においては、ある原理を確証したり証明したりする対象が見つかる場合、私たちはその原理を構成的に使用するし、またそうした直観における直接的…

ジャック・デリダ『ならず者たち』(みすず書房)

ジャック・デリダ "Voyous: Deux essais sur la raison" 『ならず者たち』(鵜飼哲・高橋哲哉訳、みすず書房)『友愛の政治』で私が試みたのは[……]倫理、法、政治における、そしてとりわけある種のデモクラシー・モデルにおける、ギリシア的、アブラハム的…

「柄谷行人氏選書 3.11から1年」、デモ「再稼働を許さない」

24日、新宿・ブックファースト。 『政治と思想 1960-2011』(平凡社)刊行記念 柄谷行人氏選書 3.11から1年 いま、日本人が読むべき本 50選【歴史】 ヘロドトス『歴史』(全三巻)岩波書店 フローデル『交換の働き1 物質文明・経済・資本主義』みすず書房 …

『デリダ 政治的なものの時代へ』(チャー、ゲルラク編、岩波書店)

フェン・チャー、スザンヌ・ゲルラク「イントロダクション――デリダと政治的なものの時代」 『デリダ 政治的なものの時代へ』(チャー、ゲルラク編、藤本一勇・澤里岳史編訳、岩波書店)それは、テロスやエスカトンとしての統制的理念が、前もって私が思考で…

3/19 Andrew Gibson・柄谷行人 ”Badiou, Schopenhauer, Wagner”

東京大学 使用言語:英語 柄谷行人夫人、昭和女子大・吉国氏。柄谷行人「バディウはマオイストだ。 私はマオイストが好きではない。 バディウはジジェクのコネクションで知った。 私とバディウには類似している所がある。 共に数学的手法を用いている事です…

アーキテクチャとコンストラクション

桑野隆『バフチン カーニヴァル・対話・笑い』(平凡社新書) これにたいして、この時期のバフチンはarkhitektonika(アルヒテクトニカ)(英語ではarchitectonic[s])を重視している。ギリシア語で「建築術、建築物」を意味するarchitektonikeに由来する…

夕食後に評論を

マルクス、エンゲルス "Deutsche Ideologie" 『ドイツ・イデオロギー』(花崎皋平訳、合同出版)これに対して共産主義社会では、各人はそれだけに固定されたどんな活動範囲をももたず、どこでもすきな部門で、自分の腕をみがくことができるのであって、社会…

國分功一郎氏

佐々木 真 自身も積極的にデモに参加している哲学者の柄谷行人が、久野収の言葉を引きながらデモについてこう言っている――民主主義は代表制(議会)だけでは機能しないのであって、デモのような直接行動がなければ死んでしまう。國分功一郎 http://t.co/ye8K…

3.11「東京大行進」「原発ゼロへ!国会囲もうヒューマンチェーン」

先日の朝日カルチャーセンターで 柄谷行人氏は「昔、食糧は沢山あったからね」とか 「近親相姦がなぜ禁止されたかと言えば それは商品に手を付けないという事です」と 言っていたが根拠は何だろうと思った。 國分功一郎は『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)…

遊動民と定住革命

國分功一郎も『暇と退屈の倫理学 人間らしい生活とは何か?』(朝日出版社)で 遊動民と定住革命について書いている。 よく誤解されることだが、遊動民は一日中重たい荷物を背負って風に吹かれながら歩き続けているのではない。 現在の遊動民についての研究…

竹田青嗣「モダニズムの光景」「「疑い」の条件と根拠」

柄谷行人「畏怖する人間」 だから漱石が感じているのは、現実的な他者に対する異和ではなく、内側からみた彼自身の存在の異和である。すなわち、この世界に個体として存在することが異和であり、それは個体が個体であるかぎり消滅することはない、ということ…

マルクス「哲学の貧困」

マルクス "Das Elend der Philosophie" 「哲学の貧困」 『マルクス・コレクション2』(今村仁司・塚原史訳、筑摩書房) したがってこうした観念やカテゴリーも、それによって表現されている状態と同じように永遠のものではない。それらははかなく移ろいやす…

柄谷行人「『哲学の起源』を読む」 朝日カルチャーセンター・湘南

単行本『哲学の起源』がいつ出るかは分らない。 遊動民は交換様式A=氏族社会以前の段階である。 「哲学の起源」のおさらい(イソノミア、ソクラテス)と 最近考えている中国について。 「帝国論」とは言っていなかった。 宗教と哲学を本来、区別する事は出…

ジャック・クーネン=ウッター『トクヴィル』(文庫クセジュ)

ジャック・クーネン=ウッター『トクヴィル』(三保元訳、文庫クセジュ)トクヴィルは「民主的専制主義」の対処療法は連合関係的生活、中間権力の強化、報道の自由、宗教意識の喚起だと考えた。すなわち、アメリカの地方公共団体はトクヴィルには「二次的権…