柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

遊動民と定住革命

國分功一郎も『暇と退屈の倫理学 人間らしい生活とは何か?』(朝日出版社)で
遊動民と定住革命について書いている。


 よく誤解されることだが、遊動民は一日中重たい荷物を背負って風に吹かれながら歩き続けているのではない。

 現在の遊動民についての研究では、移動は数百メートルほどだと言う(もちろん、もっと遠くまで移動する場合もあるだろうが)。

 遊動民が死体をもって移動することは不可能である。

 もちろん遊動民が退屈を知らなかったということはないだろう。