柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【原発から】柄谷行人を解体する38【豆電球へ】

http://mimizun.com/log/2ch/philo/1312034681/ 【原発から】柄谷行人を解体する38【豆電球へ】 1 :ザ!鉄腕DASH!アトム!!(ジャニーズ乙!):2011/07/30(土) 23:04:41.61 0 ,,;;::jjiiiiiiiiiiiiiiiii::;;,, ノj ` ´ iii jj ` ´ ii エネルギーシフトはパラ…

三島由紀夫「自由と権力の状況」

三島由紀夫「自由と権力の状況」『自由』昭和四三年十一月今度のチェコの事件は、その点で宗教と政治の接点を暗示する興味ある事件であり、西欧の異端糺問の精神が理解されない人間には、この事件は理解されない。カトリックは、このような人間の保護者であ…

小松左京死去

小松左京さんが死去 「日本沈没」「復活の日」 「日本沈没」「復活の日」などのベストセラーで知られ、日本SF小説界の第一人者である作家の小松左京(こまつ・さきょう、本名・實=みのる)さんが、26日午後4時36分、肺炎のため、死去した。80歳だ…

小島信夫「米国の偉さと矛盾」

小島信夫「米国の偉さと矛盾」『小島信夫批評集成 1現代文学の進退』(水声社) 多くのアメリカ黒人は、かつて解放された頃、アフリカへ戻ろうとしたが、一部はアフリカにあきたらず、またアメリカにもどってきた。アフリカこそ、彼らの夢の国であり、黒人…

倫理的であること

hazuma 主人公は相棒に出会って始めて自分のロリコンを真の意味で自覚し、そして最後は相棒と手を繋いで死ぬのです。その場面は実にゲイ的。セクシュアルマイノリティの話だと思いました。掲載誌がロリコン誌なので紹介するのもどうかと思いつつ、しかし優れ…

7.23 くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会 新宿デモ

柄谷行人夫妻、高澤秀次、丸川哲史氏らが参加。柄谷氏は、今回の福島原発の問題は 120年前の足尾銅山の反復だと言っていた。 新宿東口・ライオンで打ち上げ。柄谷氏「何やってる?」 僕「ふだん会社員をやってます」 長池評議会として次回は9月19日のデモ…

オタネスの民主制

藤縄謙三『歴史の父 ヘロドトス』(新潮社)そして七名の同志による事後処置の会議では、オタネスが民主制を、メガビュゾスが寡頭制を提案したのに対して、ダレイオスは独裁制を主張し、他の四人の賛成を得て、論争に勝つ(三巻・八〇―八三)。 次に同志の中…

atプラス09 特集「震災・原発と新たな社会運動」

太田出版 発売予定日 2011年8月9日 【特集】震災・原発と新たな社会運動 ・大澤真幸×山口二郎×柄谷行人×磯崎新×いとうせいこう +丸川哲史+岡崎乾二郎+浅田彰 「シンポジウム 震災・原発と新たな社会運動」 ・柄谷行人「自然と人間――震災後に『世界史の構…

KOJIN KARATANI History and Repetition

Columbia University Press (Nov. 2011) http://www.kojinkaratani.com/en/ http://cup.columbia.edu/book/978-0-231-15728-5/history-and-repetitionIntroduction: On Repetition, Singularity, and Historicity Seiji M. Lippit 1. Introduction: On The E…

サルトル、外、脱走

サルトル「フッサール現象学の基礎理念」意識には内部(le dedans)なるものはない。意識は己れ自身の外(le dehors)以外の何ものでもない。意識を意識として成り立たせるものは、この絶対的な脱走(cette fuite absolue)であり、固定した物であることのこ…

ゲド戦記

ディズニー映画が存在せず アーシュラ・K・ル=グィンが「ゲド戦記」の映画化を許可していたら 「ホルスの冒険」や宮崎駿の「風の谷のナウシカ」とその後のジブリ作品は 作られなかったのではないか。 宮崎吾朗の「ゲド戦記」は「ナウシカ」的だ。 吾朗は父…

反原発デモ 7月23日(土)

集合18:30 デモ出発19:00 東京・新宿区「新宿中央公園 水の広場」 演壇左手の「長池評議会」のノボリを目印に集合 http://associations.jp/ http://www.kojinkaratani.com/jp/ トゥーキュディデース『歴史』(小西晴雄訳、筑摩書房)第三巻 B.C.427八二 諸…

交換の諸形式

ジャック・デリダ「コギトと狂気の歴史」 『エクリチュールと差異 上』(野村英夫訳、法政大学出版局)だが、世界の真理が一つの絶対的な空虚の内部においてしか維持されないというこのめまいのなかでは、人間は、自身の真理が内面性の夢想から交換の諸形式…

■「国家権力縛る」基本は今日的

いま、憲法は「時代遅れ」か―〈主権〉と〈人権〉のための弁明(アポロギア) [著]樋口陽一 平凡社 ¥ 1,575 [評者]柄谷行人(評論家) 朝日新聞 2011年7月10日 http://book.asahi.com/review/TKY201107120284.html

農民戦争と一揆

山下範久氏や柄谷行人氏は 16世紀の日本の一揆は 同時代のヨーロッパの農民戦争に 相当すると言っている。 大江健三郎『水死』(講談社)古義人さんは十五年前、自分は戦後民主主義者で、天皇様のご褒美は受けられないといわれたことから、わしの錬成道場の…

■哲学の起源[第二回]/柄谷行人

新潮 2011年8月号 http://www.shinchosha.co.jp/shincho/newest/第三章 イオニア自然哲学の背景 1 自然哲学と倫理 2 ヒポクラテス 3 ヘロドトス 4 ホメロス 5 ヘシオドス 京都造形芸術大学 | 大学院 | Information | 浅田彰大学院長『アサダ・アキラ・…

大江健三郎『水死』

大江健三郎『水死』は、友人・塙吾良(伊丹十三)の自殺と夏目漱石『こころ』における自殺(友人・Kより遺書を残した先生か)を結びつけているようだ。大江は近代文学は漱石(明治の精神)に始まって自分で終ったと考えているのか。『こころ』の舞台に死ん…

大江健三郎『水死』は村上春樹が書いたような感じだ。

シェイクスピア『マクベス』(木下順二訳)マクベス夫人 こういうことはそういうふうにお考えになってはだめ。お互いが気違いになってしまう。 夏目漱石『こころ』『漱石全集』(岩波書店)其時私は明治の精神が天皇に始まつて天皇に終つたやうな気がしまし…

ソーカル、ブリクモン『「知」の欺瞞』(1998年、岩波書店)

ポール・ヴィリリオ "L'Espace critique"なかでも最高峰は、思うにゲーデルの定理であろう。 ソーカル、ブリクモン『「知」の欺瞞』(岩波書店)いうまでもないが、ゲーデルの定理が登場しないようでは、この業界の仕事として完全ではない。実際には、存在証…