柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2011-07-14から1日間の記事一覧

交換の諸形式

ジャック・デリダ「コギトと狂気の歴史」 『エクリチュールと差異 上』(野村英夫訳、法政大学出版局)だが、世界の真理が一つの絶対的な空虚の内部においてしか維持されないというこのめまいのなかでは、人間は、自身の真理が内面性の夢想から交換の諸形式…