2012-03-07から1日間の記事一覧
柄谷行人「畏怖する人間」 だから漱石が感じているのは、現実的な他者に対する異和ではなく、内側からみた彼自身の存在の異和である。すなわち、この世界に個体として存在することが異和であり、それは個体が個体であるかぎり消滅することはない、ということ…
柄谷行人「畏怖する人間」 だから漱石が感じているのは、現実的な他者に対する異和ではなく、内側からみた彼自身の存在の異和である。すなわち、この世界に個体として存在することが異和であり、それは個体が個体であるかぎり消滅することはない、ということ…