柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

ことばが祈りもとめる他者

レヴィナス『全体性と無限 外部性をめぐる試論 上』(熊野純彦訳、岩波文庫

 それは事実の偶像崇拝、言い換えれば語らないものに対して祈ることがであるとともに、意味づけと神秘化にあって乗り越えがたい多元性を示すものにほかならない。

 けれども表出の機能にあってことばが維持するものはまさに、ことばが宛て先として指定し、ことばが呼びかけ、ことばが祈りもとめる他者にほかならない。


図書館で
ルソー『社会契約論』『人間不平等起源論』(光文社古典新訳文庫
レヴィナス存在の彼方へ
梅棹忠夫『狩猟と遊牧の世界』『二十一世紀の人類像』(講談社学術文庫
網野義彦『日本中世の民衆像』(岩波新書
フッサール・セレクション』(平凡社ライブラリー
レヴィナス『困難な自由』(法政大学出版局
バディウ『哲学宣言』(藤原書店)
ウェーバー『宗教・社会論集』(河出書房新社
を借りて来た。