柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-09-24から1日間の記事一覧

一般意志と全体意志

ルソー『社会契約論/ジュネーヴ草稿』(中山元訳、光文社古典新訳文庫) こうして確立された原則から生まれる最初の帰結、そしてもっとも重要な帰結は、国家は公益を目的として設立されたものであり、この国家のさまざまな力を指導できるのは、一般意志だけ…