柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

第七回 長池講義 自由討議 『世界史の構造』

sasaki_makoto2010-09-13

柄谷行人氏が『世界史の構造』発表後に
考えている事が語られた。
私有はどのように始まったのか。
交換様式Dの理論はラカンと同じではないか。
(ボロメオの環は柄谷氏がラカンを意識して使っている。
但し、以前の長池講義でラカン現実界想像界への言及はあった)
エンペドクレスの4元素もある。

アジールは聖域の事で網野義彦の無縁、
長池講義の会場、八王子・別所にも通じるようだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%AB
柄谷氏の最近の人類学・宗教への関心と
長池という場所がつながっていたのだ。

飛騨五郎 http://blog.livedoor.jp/hida_2005/archives/51627784.html
世界史の構造 柄谷行人著 〜「永遠平和」の実現の理論体系化を試みる
http://www.toyokeizai.net/life/review/detail/AC/24a7358547244a74d2497eab6b11c976/
新しい世界/新しい人。 http://d.hatena.ne.jp/post-it/20100911


柄谷行人 平和の実現こそが世界革命 『世界史の構造』をめぐって 『世界』 2010年10月号
■「資本=ネーション=国家」をどう越えるか
■世界資本主義の終焉
■世界戦争の脅威と九条の意味
■国連という新しい世界システム
■国家に頼らない社会

「ありうべき世界同時革命」――『世界史の構造』をめぐって 柄谷行人 大澤真幸 岡崎乾二郎 
文學界』 2010年10月号
〈議論の前に〉柄谷行人
■九・一一以降に考えたこと
■「世界システム」と交換様式
■「抑圧されたものの回帰」とは
■カントの「自然の狡知」
■普遍宗教と交換様式D
■「世界宗教」と「普遍宗教」
■軍備放棄は贈与である
■切迫する世界戦争
■「世界=帝国」と「世界=経済」
■主権という概念
■テクノロジーという観点
■新しいタイプの世界戦争
■新しい「商品」
■資本主義の終り
■判断基準の変化
■人間と自然の関係
■「恐怖」を乗り越える
■「世界史の構造」の永劫回帰