柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2011-06-19から1日間の記事一覧

「阿Q正伝」と「1Q84」

村上春樹『若い読者のための短編小説案内』作者が自分とまったく違う阿Qという人間の姿をぴったりと描ききることによって、そこに魯迅自身の苦しみや哀しみが浮かび上がってくるという構図になっています。その二重性が作品に深い奥行きを与えています。 藤…