柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

吉本隆明『高村光太郎』(五七年)

吉本隆明高村光太郎』(五七年)

戦争に敗けたら、アジアの植民地は解放されないという天皇ファシズムのスローガンを、わたしなりに信じていた。


絓秀実『吉本隆明の時代』(作品社)

「情況」という吉本独特のクリシェが、サルトルの哲学的キーワードでさえある「シチュアシオン」の横領であることは論をまたない。