柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

YOTSUBA特選十勝牛乳はアイスクリームのように美味い

sasaki_makoto2007-04-15

マルクス資本論

(1)一九一―九三

商品価値が商品のからだから金のからだに飛び移ることは、……商品の命がけの飛躍(Salto mortale)である。

(1)二九一―九二

 こうして二重の結果が生じた。
 貨幣の資本への転化は、商品交換に内在する法則にもとづいて展開されるべきものであり、したがって等価物の交換がその出発点とみなされる。未だ資本家の幼虫にすぎぬわが貨幣所有者は、その商品を価値で買い、その価値で売るが、しかも過程の終わりには、彼が投入したより多くの価値を引き出さなければならない。彼の蝶への成長は流通部面でおこなわれなければならず、また流通部面でおこなわれてはならない。これが問題の条件である。ここがロドスだ、さあ跳んでみろ!


伊藤誠『『資本論』を読む』(講談社学術文庫

ラニー(一九五七、第四章)によれば、封建社会までの経済システムは、基本的には互恵、再配分、家政の三原理の組み合わせにもとづいていた。


現代のLETS(local exchange trading system)などの「地域通貨」も、多くの場合、そのような市場経済での本来の貨幣の限界をこえて、コミュニティー内部での労働の相互交換を組織化する試みをなしているが、地域社会の成員の相互協力への意識的な連帯を欠いては継続的に機能しえないであろう。


しかし、たとえば、S・アミン(一九七三)の指摘しているように、いまや第三世界諸国からの輸出品の少なくとも四分の三は「超近代的資本主義部門」で産出されており、その労働生産性は先進諸国の工業部門と同等のものとみなしうるから、商品生産物に対象化される労働時間を通約可能のものとみて、実質賃金の大きな格差に対応する不等価交換(不等労働量交換)を国際交易にみとめることは、十分に妥当性があるという見解も、説得力を増している。


 よつ葉乳業 http://www.yotsuba.co.jp/


上田桃子 http://www.golblo.jp/momoko/
宝島24 http://www.takarajima24.com/