柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

アラブのアブラ

sasaki_makoto2007-05-16

フーコー吉本隆明
"La methodologie pour la connaissance du monde: comment se debarrasser du marxisme"
「世界認識の方法−マルクス主義をどう始末するか」(1978年4月25日、通訳 蓮実重彦
フーコー・コレクション5』(ちくま学芸文庫

フーコー 翌年、来月といった短い単位の予言ですが、マルクスのその予言はことごとく誤っていたといっていいでしょう。一八五一年、五二年にクーデタ直後の状況を分析しながら、帝政の崩壊は間近だといったり、資本主義体制の終焉を口にしたり、ブルジョアジー独裁の末期を誤ったりしています。