2008-08-29 ANGEL PASSED CHILDREN ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズI』(丸谷才一・永川玲二・高松雄一訳、集英社) あのぼくが、取替え子が、プツプツと松脂のはぜる篝火のあいだを縫って。 注 取替え子 妖精が幼児を盗んでその身代りに置いて行く子供。知的障害の子や醜い顔立ちの子が多い。 大江健三郎の『取り替え子』は読んでいないが (大江をまた読むかは分からない。青山れあのブログの方が文学的である)、 障害を持つ子供といえば、やはり手塚治虫『ブラック・ジャック』の ピノコ(ピノキオ?)を思い出す。