柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

吉本隆明と柄谷行人

合田正人吉本隆明柄谷行人』(PHP 新書,近刊) http://gcoe.hus.osaka-u.ac.jp/101009symposium.pdf

戦後思想を検証する − 吉本隆明柄谷行人 明治大教授 合田正人
戦後日本の思想界をリードしてきた指導的思想家として、吉本隆明(1924-)と柄谷行人(1941-)を挙げることについては、二人をどう評価するかは別として、大方の賛同を得られるのではないかと思う。講師自身、大学に入学するために今から35年前に上京して以来、密度は時期によって異なるとはいえ、二人うちいずれかの著作をほぼつねに読書の対象としてきた。しかし、近年様々な形で二人の思想の総括のようなものが試みられているのを目にするとき、果たして彼らの教えを私たちはしっかり受け止めてきたのだろうか。彼らの困難な思索の問題点を摘出し、そこから半歩でも踏み出そうとしたのだろうかとの疑念を感じざるをえない。そこで講義では、「心」「言語」「共同体」の三つにテーマを絞りつつ、吉本と柄谷の思想をできるだけ詳細に検討し、両者からの小径を探ることにしたい。(講師記)
http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=59316&userflg=0


高橋順一 危機から「コミュニズム」へ http://chikyuza.net/n/archives/4184
浜本満 物象化論再考:マルクス廣松渉柄谷行人 http://members.jcom.home.ne.jp/mi-hamamoto/research/workingpaper/reification2a.html