柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2009-02-26から1日間の記事一覧

自己にとって表出とは何か

ソシュール『一般言語学講義』 通時論的なものと共時論的なものとの対立は、あらゆる点に現われる。 たとえば――もっとも見易い事実から始めるならば――それらには同等な重要性がない。この点からすれば、共時論的部面のほうが他を抑えていることは明らかであ…