柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2009-10-09から1日間の記事一覧

アジアの吉牛

フランク『リオリエント』(藤原書店)彼は「文化が問題なのだ」と言い、私は決まって「構造が問題なのだ」と応酬してきた。 このようなヨーロッパ中心主義に対する多少とも良く知られた批判は、イデオロギーのレベルでは、すでにエドワード・サイード(1978…