柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-02-20から1日間の記事一覧

ルソー・カント・ヘーゲルにおける一般的意志の差異について

ヘーゲル『精神現象学』(樫山欽四郎訳、河出書房新社) 全実在はもっぱら精神的なものである。この意識にとり、世界は直ちに自らの意志であり、この意志は一般的意志(ルソー)である。 否定は、人倫的世界が没落して行った、彼岸に在る一般的必然性(運命…