柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-04-08から1日間の記事一覧

聖と俗は対立するか

ジャック・ランシエール『感性的なもののパルタージュ』(梶田裕訳、法政大学出版局) つまり、「聖なるものの世俗化」という、物事を歴史のなかで捉える図式と、使用価値の交換価値への変容という経済的図式である。 一般に聖なるものは俗なるものと対立す…