柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-05-11から1日間の記事一覧

構造と力

ハンス=ゲオルグ・ガダマー『真理と方法II』 (轡田収・巻田悦郎訳、法政大学出版局) 事実、個々人の発話は、ひとつの自由な形成行為である。もちろん、その発話の可能性は言語の確定した形態によって制約されてはいる。 この原則によれば、テクストの個々…