柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-05-19から1日間の記事一覧

それ以後の歴史

ハンス=ゲオルグ・ガダマー『科学の時代における理性』 (本間謙二・座小田豊訳、法政大学出版局) 周知のように、ヘーゲルは、定立−反定立−綜合という弁証法的な三段階の歩みを、世界史に即して次のように展開していた。すなわち、彼は世界史を自由の進歩…