柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-06-10から1日間の記事一覧

革命理論は信頼できるか

ハーバーマス『理論と実践』(細谷貞雄訳、未來社)批判(Kritik)と危機(Krisis)の両者は、単に語源的にだけでなく、同一の根から発源するものなのである。すなわち、政治的な行動や制度は、もともと資本主義的生産過程から必然的に出現してくる利害の衝…