柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-10-15から1日間の記事一覧

正確という病

ヴァレリー『テスト氏』(小林秀雄訳) 僕は正確という烈しい病に悩んでいた。理解したいという狂気じみた欲望の極限を目がけていた。 ヘーゲル『論理学』第II巻「目的論」 けれども目的がじぶんを客観との間接的な関係に置き、じぶんと客観とのあいだに他の…