柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2010-12-31から1日間の記事一覧

批評空間は思想書だったか

ルネ・ジラール『身代りの山羊』(織田年和・富永茂樹訳、法政大学出版局)今日流行している理論も、父親殺し、近親姦などに執着する点で、また常套的な告発のもつ欺瞞性に気づいていない点で、依然としてまったく異教的である。 1989年11月 僕が柄谷行人の…