柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2011-05-25から1日間の記事一覧

統制的理念

ジャン=リュック・ナンシー『限りある思考』(法政大学出版局) みずからの起源であり、みずからの終末を我が物とするような自己(そのような自己はヘーゲル的〈自己〉であり、また哲学的〈自己〉一般である、もしくはそのように見える。たとえ哲学的〈自己…