柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2011-09-08から1日間の記事一覧

君はイオニア人かアテネ人か

柄谷行人は以前「歴史を語る時、常に現在からの遡行になる」 と言っていた。 歴史を公正に語ろうとする場合もあれば 意図的に都合良く語る場合もあるだろう。 エムぺドクレス(前四九二〜四三二頃)『フュシスについて』断片六 いざや、まず、万物の四根に耳…