柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

2012-01-19から1日間の記事一覧

大澤真幸『〈世界史〉の哲学 古代篇』(講談社)

マルクス『資本論』(世界の名著43、鈴木鴻一郎ほか訳、中央公論社)貨幣蓄蔵者は、黄金物神のために自分の欲望を犠牲にする。彼は欲望の福音に忠実なのだ。他方で、彼が流通から貨幣として引き上げることのできるものは、彼が商品として流通に投じたもので…