柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

柄谷行人を解体するXVII

sasaki_makoto2006-11-18

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柄谷行人を解体するXVII
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1 : 早稲田になぜ吉澤ひとみ夏目ナナなのか[] 投稿日:2006/11/18(土) 11:14:51
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「国家と資本主義」 2006年12月2日 13:00〜14:30
新宿住友ビル7F 朝日カルチャーセンター
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国家とは何か。資本主義とは何か。両者のあいだにはどのような
関係があるのか。『世界共和国へ』において人類史的なスケール
で国家と資本主義の生成原理をとらえなおした柄谷行人氏と、
『国家とはなにか』で知られる若手哲学者の萱野稔人氏が、国家
と資本主義の問題をめぐって原理的な思考をくりひろげます。

明日は「春の雪」と「ヒトラー

日本書紀 上』(1967年、坂本太郎家永三郎井上光貞大野晋校注、岩波書店)の
ヒコナギサタケウガヤフキアへズノミコトへの注。


三 ヒコは男子の称。ナギサは海辺で生れたによる名。タケは尊称。ウガヤは、第三の一書に「以鵜慈之羽、葺為産屋」とあるによって、鳥のウの羽をカヤとして産屋を葺く意と解される。→補注2―三二。


補注2―三二 ウガヤフキアへズ(一六八頁注三) 可児弘明によれば、ウの羽で葺いたというのは、安産の霊力がウの羽にあると信じられていたからである。ウの羽をもっていると安産できるという俗信は五十年前まで沖縄に残っていた。中国ではウは魚を呑んで、また容易に吐きだすことができるので口喉が広く、したがって安産のまじないとされ、産婦はウを抱いて安産を願い、妊娠中の女がウを食べることも禁忌とされている。ウによって安産を願う日本の観念は中国から渡来したものであろうという。
 しかし、語法的には左のことも考えられる。ウブヤという語は平安朝には仮名書きの例があるが、奈良朝には見当らない。よって考えるに、ウガヤは、ウブヤの意にあたるウミガヤ(ウムガヤ生むが屋)の転化によって成立したものではなかろうか。umuigaya→umgaya→ungaya→ugaya.つまり第一の一書に「薨未合時、児即生焉故、因以名焉」とあるのをあわせ考えれば、ウムガヤをすっかり葺き上げない意から、ウムガヤフキアへズの名が起り、それが発音の変化によって、ウガヤフキアへズとなったと考えられる。
 これは現在奄美大島では、自分の家に妊産婦がある時に屋根を葺かない習慣があることと考え合わせるとき、やはり蓋然性のある解釈と考えられる。



11/19 21:00-0:30 日本映画専門チャンネル 「春の雪」 妻夫木聡 竹内結子