柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

ブライアンの記憶

sasaki_makoto2007-01-20

ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』を読んでいて
「偽の記憶」について考える。


冬のソナタ」「ブレードランナー」は
”偽の記憶を植え付けられた、もしくは
植え付けなくてはならかった悲劇”を描いたと考えていた。


戦中の日本が、併合した朝鮮の「記憶」を
抹消しようとしたように。


しかし、天皇が中心であるかのような
”日本”、”日本人”という意識は
明治以後、というより江戸末期から強められたようだ。


その「記憶」が以前に無かったのなら、”偽”という事になる。