柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

柄谷行人の終り?

sasaki_makoto2008-05-10

5/10、17 東京→静岡 新幹線
     サンルート清水泊

5/11、18 柄谷行人氏講演を聴講
     静岡→東京 新幹線


以前、早稲田大学市民通貨Lの講義で聞いた
「現在、消費行動はポイント制に左右されている」
という発言に従い、永久不滅ポイントが倍になるという
PTSトラベルナビでまた旅行を申し込んでしまった。



川田順造文化人類学とわたし』(青土社

ご承知のようにユダヤ教キリスト教イスラム教というのはみんな同じ根から発生した一神教です。西アジアでは人類で最も早く家畜と人間の農耕の共生が始まって、それがヨーロッパに広がって、家畜の占める割合が非常に高い農耕牧畜複合として発達しました。そういう中で動物と人間との関係を考えるということがごく自然に起こってきたわけですが、そこでは三つの一神教に共通した聖典である旧約聖書で、特に創世記では、全知全能の神が自分の姿に似せて人間というものをつくり、次に人間に役立てるためにほかの動物や植物をつくったという形で書かれているのです。


ルソー「言語起源論」『ルソー選集』第六巻(竹内成明訳、白水社

言葉(パロール)によって人間は動物たちから卓越するものとして区別される。言語活動(ランガージュ)は各国民を相互に区別する。或る人間がどこの出身であるかは、その人間が言葉を話した後ではじめて分かる。慣習と欲求から、各人はみずからの国の言語(ラング)を習得する。しかしその言語が各人の国の言語でなければならず、他の国の言語でないのはいったいなぜなのか。それに答えるためには、地域的なものに起因し、しかも風習そのものに先行するような何らかの理由にまで遡る必要がある。すなわち言葉は最初の社会制度であるが、その形態は自然の諸原因にしか負わないからである。