柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

湯布院のAny会議を東京会場で中継で見ました

sasaki_makoto2008-05-14

ソシュール 一般言語学講義 コンスタンタンのノート』
影浦峡田中久美子訳、東京大学出版会

1911年6月2日

 だいたい似かよった意味の用語を定めておきましょう。大雑把に歴史[histoire]と言われるものに、より正確な言葉を与えます(進化[evolution]、変化[alteration])。また、通時的な事象[faits diachroniques](時間に沿って起きる事象)という用語を提案することができます。
 通時態[diachronie]=時間軸に沿って展開する期間[periode]
 期間は、主として、継起的な事象を扱うという事実によって特徴付けられす。
 その一方で、事象の状態(言語)があり、それは平衡点[equilibres](項と価値のあいだの関係の平衡点)です。これらの項は必然的に同時的なもので、共時態[synchronies]を構成します。このときは、共存する項を扱っており、継起的な事象を扱っているわけではありません。同時に二つの視点を扱うことはできません。


「別冊 環13 ジャック・デリダ 1930-2004」

1984 「超消費社会と知識人の役割」(浅田彰柄谷行人との鼎談)
   『朝日ジャーナル1984年5月25日号(『新潮』2005年2月号に再録)。

1992(62歳)
   6月、湯布院で講演「ファクシテクスチュール」。