柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

日本精神分析をめぐって 柄谷行人・若森栄樹・石澤誠一

sasaki_makoto2008-12-08

土曜、きこうでんみさコミケや「頭文字D」の同人誌の話をして

 同人誌=DJ=柄谷行人の引用

と以前、考えた事を思い出した。


日曜、アキバ辺りと言っても専修大学

柄谷行人氏は以前のように
「漢字・仮名・片仮名の混用が日本語の類を見ない特徴である」
という説と、ラカンが日本語に音読みと訓読みがある事に
驚いた事を結びつけて話をしていたが、
両者はそれほど密接に関わらないのではないかと思う。

後者はルビの問題で筒井康隆が作品で実践していた。

紫式部は漢文の素養があったからこそ
仮名文字の文体を確立できた」

「日本史において、近隣諸国に緊張がある時に中国文化が模倣され
緊張が無い時に”日本的”な文化が発達した」

柄谷氏が質問票に答える様子がDJ風だった。


石澤誠一氏の
「昭和3年にフロイトの『トーテムとタブー』を
訳した吉岡永美とは、福本和夫のペンネームである」
という話が印象的。