川北稔編『ウォーラーステイン』(講談社選書メチエ)
川北稔「ヘゲモニー」
優位は生産・流通・金融の順に確立し、その順に崩壊する。
玉木俊明「オランダのヘゲモニー」
オランダは、イデオロギーからかなり自由な国であった。
A・G・フランク『リオリエント』(山下範久訳、藤原書店)
「インド洋世界経済」から分離して存在するような「ヨーロッパ世界経済」などない以上、問題はまったく、文字通り、ここもそこもないのである。よしんば、あったとしても、それならば「インド洋世界経済」による「ヨーロッパ世界経済」の「組み込み」が起こったのであって、その逆ではない。
デリダ「肉声で」『言葉にのって』(ちくま学芸文庫)
デリダ 当時の偉大なお手本たちは、サルトルのように、同時に文学と哲学をやっている人たちでした。