柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

仕事でピップエレキバンの比布に行きます

加賀野井秀一メルロ=ポンティ 触発する思想』(白水社

 なるほど、当時、観念論的かつ独我論的な色彩を強めつつあった現象学的解釈に対し、この概念は、最初から世界の只中に投げ込まれている私たちのあり方を強調することによって、それと一線を画す格好のスタンスを用意してはくれただろう。