柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

ヘーゲル『美学』(竹内敏雄訳、岩波書店)

ある段階がただ即自的に存在することとそれが意識の対象として存在することとは、人間を動物から区別する、大なる相違である。

 同様に音においては第一度(Prim)・第三度(Terz)および第五度(Quinte)が音の法則になっており、これをさらに展開させるのが通奏低音(Generalbass)の課題であって、ここに法則的関係が実現される。