国敗れて参賀あり/お笑い天皇制
今回、東京に行ったのは一般参賀に行く為ではない。
以前、ストリップと天皇制の類縁性を考えたが
まさにその反復となった。
僕はTwitterに書いた。
2009年12月21日(月)
天皇陛下と言ってる奴ほど天皇を知らないし尊敬もしていない。1億総よしりんなのだ
posted at 21:34:10
僕は天皇にも東京にもそれほど価値を感じていない。
また天皇と日本、神道がいかに関係ないかを考えている。
柄谷行人は仮象としての理念を持ち続けなければならないと言い、
佐藤優は天皇制がまさにそれで理不尽であるが必要な仮象であると言うが
佐藤の言説は何か身も蓋もない。
元日、吉祥寺パルコで
『ぶっちゃけ蒼井そら』
大熊一夫『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』
田口卓臣『ディドロ 限界の思考』はなく
田中希生『精神の歴史』
水村美苗『日本語が亡びるとき』を買った。
その後、KIDDY LANDの広告を見て
たまに東京に来るのはやっぱり良いと思った。
東京駅を降り、大学駅伝の応援の前を通って数時間並ぶ。
開場となり一般参賀の会場に来て、
宮殿と広場を隔てるガラスはコンドームかと。
アナウンスで高円宮承子女王の名前が聞き取れず、残念(実はいたようだ)。
皇族たちが現れる。
天皇が手を振っているのを見ると
小林よしのりの作品の実写化かと思った。
「国民の皆さんの健康と世界の平和を祈ります」
「ウォー!」
「天皇陛下、万歳!」
DAIGOの「確かに」「ウィッシュ」や
オードリー春日のギャグとそれほど変わらないではないか。
いや、「笑っていいとも!」エンディングの
メンバー勢揃いしての
タモリ「明日も見てくれるかな?」
「いいとも!」と同じなのだ。