柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

文芸批評家・ヘーゲル

船山信一「ヘーゲルの精神哲学の体系」
ヘーゲル全集3 精神哲学』(岩波書店

 ヘーゲルの体系の生成と構造、そのうちでもとくに精神哲学の生成と体系、ことにイェナ時代やニュルンべルク時代の精神哲学については私は『ヘーゲル哲学体系の生成と構造』(一九六三年、岩波書店)のなかで詳しく論じたことがある。


ニュルンベルクヘーゲルワーグナーニーチェが結びつく。


ヘーゲル全集18c 美学 第一巻の下』(岩波書店

 『マクベス』における魔女や『ハムレット』における亡霊を例にとってみれば、これらの表象は多かれ少なかれ人間の内なるものの客観的形象であるにすぎない。


『美学』に英雄時代の議論があり、日本古代史の井上光貞を思い出した。