柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

布袋はルパンのように細かった

9日に泊った新木場・東京スポーツ文化館を予約する時、
新木場にゴミを埋め立てた夢の島があるのかと知った。
夢の島は「ルパン三世」第1シリーズ・最終回に出てくる。
新木場に着いて東京スポーツ文化館に向かう時、
建設中のスカイツリーが遠くに。
(どう繫がっているか分らないが明治通りらしい)
まさか、2年前にYMOを見た後、右足を怪我した場所に
また来るとは思わなかった。


スラヴォイ・ジジェク大義を忘れるな』(青土社

 これは、スティーヴン・キングの『シャイニング』の主人公、徐々に殺人鬼へと変貌し、邪悪な笑みを浮かべながら家族全員の殺戮に向かう、心優しい挫折した作家に似ている。

 〈主人〉とは、贈与者が贈与物の〈主人〉による受け取りを贈与者自身の報酬として理解しているような状態のなかで、贈与物を受け取る人のことである。

 つまり、自分にとってもっとも貴重なものを贈与した当人がその代償として交換の対象へ変わるという主体の身振りは、〔〈主人〉の〕受け取るという行為そのものにおける贈与の身振りと相関関係にあるのだ。〈主人〉の側の交換の拒絶は、交換する(自分にとってもっとも貴重なものを贈与する)者であり且つ交換される者でもある主体の側の、二重化された自己再帰的な交換と相関関係にある。 
 資本主義のからくりは、もちろん、この非対称性が等価交換というイデオロギー的見かけによって覆い隠されていること、二重の非-交換が自由な交換であるかのように偽られているということである。


布袋寅泰ZEPP TOKYOライブ前、この辺まで読む。

昨日の朝、チェックアウトして駅に向かうと
明治通りに都内各所から来たゴミ収集車が並んでいた。
ルパン三世」のように。

ジジェクは、自身のスラヴォイ-slave(奴隷)という名で
(無)意識的にヘーゲルの主人-奴隷論を
捉えているかもしれない。

柄谷行人が最近、交換様式の議論の中で贈与を語る時、
主従関係を示唆するが、ヘーゲルへの言及は無いと思う。


池田信夫 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51452912.html
EU労働法政策雑記帳 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-ecd7.html