柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

キリストとレプリカント

 イエスは伝統的なユダヤ教一派のパリサイ派のあり方、形ばかりで内容の伴わない、見せかけの善行を痛烈に批判し、神殿において、暴動を起こすなど、様々な宗教批判を行った。このことは、神殿貴族であるサドカイ派に対する大きな脅威であったため、かれは政治犯として、おもにサドカイ派の人間によって、ローマ帝国に訴えられ、エルサレムのそばの、ゴルゴタの丘にて、十字架刑によって処刑された。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%B6%E3%83%AC%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%B9


 (1980年12月8日)22時50分、スタジオ作業を終えたレノンとヨーコの乗ったリムジンがアパートの前に到着した。2人が車から降りた時、その場に待ち構えていたチャップマンは暗闇から「レノン?」と呼び止めると同時にリボルバーのチャーターアームズ・アンダーカバーを両手で構え5発を発射、4発がレノンの胸、背中、腕に命中し、彼は「撃たれた!(I'm shot!)」と2度叫びアパートの入り口に数歩進んで倒れた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%83%B3


ビートルズ後期のジョン・レノンらは長髪でキリスト風だった。
愛と平和を歌ったと言われている。

布袋寅泰は高校時代、学校から髪型を指摘され
「イエス様の方が僕より長い」と言って退学したという。

布袋は91〜92年のGUITARHYTHM ACTIVE TOURで
 BLADE RUNNER 愛のテーマ
 STARMANデビッド・ボウイ
をカバーしていて、自らサイボーグ的なコスチュームを着ていたし
SF・未来志向のライブだったと言える。

先日の20日の恵比寿のライブでは
 BLADE RUNNER 愛のテーマ
 HAPPY XMAS(ジョン・レノン
がカバーされた。
前者はACTIVE TOURと違ってシンセサイザー
サウンドトラックをかなり忠実に再現。
後者はレノンが地上に舞い降りている時間は短いという事か
オリジナルより速いテンポにアレンジされていた。

僕は9月のライブで演奏されたIMAGE DOWNについて
「神以上である」と形容した。

 布袋のIMAGE DOWN、初めてでヤバかったです。
 懐かしいとか楽しいとか
 神とか宇宙の中心という言葉以上に…。


東浩紀「一般意志2.0 5 「総記録社会」の誕生」「本」May 2010

 フロイトによれば、抑圧された欲望は夢として回帰する。その説に則るならば、ぼくにはここでは、近代の政治思想が未熟で危険なものとして抑圧した(しかしじつのところはそれこそがフランス革命の原動力だった)理想が、政治の場からもっとも遠く離れた場所で、思いもよらないかたちで夢として回帰している、そのように思えてならないのである。


廣川洋一『ソクラテス以前の哲学者』(講談社学術文庫

 対立者の争いをハルモニエとみる考えには、1:1のイソノミア(同等)的均衡の思想以外に、特別な数学的思惟を私たちはここに見出すことはできないだろう。


山川偉也『古代ギリシアの思想』(講談社学術文庫

 アルクマイオンは、人間の身体の間に「イソノミアー」(平衡)が成り立っているとき人は健康を保つが、熱や冷の超過や不足のために調和が破れ、諸力のうちの一つが全体を支配して「モナルキアー」(独裁)が訪れると病気になる、と主張した。