柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

汪暉『世界史のなかの中国』

汪暉『世界史のなかの中国』(青土社

 池上善彦氏、鈴木将久氏、丸山哲史氏、石井剛氏、羽根次郎氏に感謝する。

 二〇〇八年八月二六−二七日には、若林千代氏、岡本由紀子氏、上間かな恵氏等の琉球の方々が北京を訪問され、丸川哲史氏の手配の下、北京や広州から来た学者や、日本の著名な雑誌である『現代思想』の編集長〔当時〕である池上善彦氏と一緒に「知のアジアと現実のアジア・沖縄会議」〔原文:知識的亞洲和現實的亞洲・沖繩會議〕を開催した。

 私は琉球に対して研究したことがなかったが、丸川哲史氏に再三促されながら、しぶしぶ対談の方式で私の琉球問題に対する理解を少々語ることを承諾した。

 その意味では、「プロレタリアート専政は、参加型デモクラシーの一種だった。それは選挙のレヴェルのみならず、生産関係の実際的基礎の上に生まれたものでもあった。それは、立法機関であると同時に行政機関でもあった。それは立法官や行政官を選出できるばかりではなく、罷免もできる制度を持っていた(17)」。

 (17)柄谷行人「通向”無産階級専政”」、『印跡』第一輯、江蘇教育出版社、二〇〇二年、二四二頁〔「プロレタリア独裁について」、『思想』九一八号「トレイシーズ 一」、二〇〇〇年、三二六頁〕。


汪暉『世界史のなかの中国』で沖縄を琉球と表記しているのはなぜだろう。合州国のように。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C 1879年(明治12年)3月 - 琉球処分により沖縄県が設置される。 20分前


現代思想」前編集長・池上善彦さんに聞く http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102220240.html