柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

災害・国家・宗教

sasaki_makoto2011-08-01

紀伊國屋ホールのシンポジウムで、磯崎新氏の
安政地震の後に明治維新が起きたという
指摘が印象的だった。

明治維新は、徳川幕府の弱体化や開国後の混乱によって
明治政府に体制が変わったというより
幕府によって安政地震の復興が出来なかったという
原因が大きいのかもしれない。

関東大震災後、復興もあったが
日本は戦争に向かった。


7月23日、柄谷行人
ゴルバチョフチェルノブイリの3、4年後にソ連は崩壊したと言っている。
福島も同じ事になるかもしれない」


1855年 安政地震
1867年 明治維新
1923年 関東大震災
1941〜45年 太平洋戦争
1986年 チェルノブイリ原発事故
1991年 ソビエト連邦解体
2011年 東日本大震災福島原発事故


2011年7月30日・31日 COMPLEX 東京ドーム 東日本大震災復興支援チャリティーライブ

31日のライブ前、
「アートの再生・アートの新生 3.11以降の世界とアート」
浅田彰五十嵐太郎石山修武椿昇・千葉雅也)
というシンポジウムを見た。

千葉氏の「ドゥルーズ=ガタリ
幼少期の1つのトラウマがその後に影響を持ち続けるという
フロイト精神分析を批判し
複数のトラウマ(良い事も悪い事も)に
順次、影響を受けると考えた」
という発言から
フロイトが唯一のトラウマと考えたのは
一神教ユダヤ教徒の為かと思った。


ユダヤ教という宗教は
ノアの洪水という災害が原因となって
成立したのだろうか。


ノアの洪水は、『聖書』研究者など多くの見解では(『聖書』にある年代をそのまま計算すると)、西暦前2370年(紀元前3000年ころとも)に起こったとされている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%96%B9%E8%88%9F