柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

柄谷行人・合田正人 柄谷行人の思想が問いかけるもの

sasaki_makoto2011-09-05

現在のデモと「哲学の起源」について考えている柄谷氏と
柄谷氏の著作活動から自分の関心を確認したい合田氏が
噛み合っていなかった。


「言文一致というのは元々、話し言葉と書き言葉の一致ではなく
小説の科白と地の文の一致の事です」
ユダヤ人の多くが考えているのとは違って
ヘブライ語ギリシャ語から作られた」

「古い中国語には助詞に当たる文字が使われていたが
無くなって行った。
英語も動詞の語尾変化があったが
三人称単数現在のsだけが尾骶骨のように残っている」

対談で他者についても語られたが、
英語で三人称単数現在形のみ特異性が残存した理由は
主語が1人称、2人称以外の他者である事を明示する
必要があるからではないだろうか。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/236585.html


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柄谷行人最新著、9月下旬刊行
「世界史の構造」を読む
柄谷行人
四六判上製368頁/予価:本体2,400円+税/ISBN978-4-900997-33-2
「震災後に読む『世界史の構造』」
(書き下ろし150枚)収録*
原発災害は人々を結びつけるよりも切り離す。(…)それは放射性物質のせいではありません。国家のせいです。そもそも原発を推進してきたのは国家です。さらに、国家は原発がもたらした災禍をなるべく隠そうとし、住民に真実を告げなかった。パニックを恐れてではなく、彼らが糾弾され賠償を要求されることを恐れて。つまり、福島第一原発事故は、根本的に国家が介在することによって生みだされ悪化させられた災害に該当します。(…)しかし、(…)この原発災害は、いかに大型であろうと地震津波による災害がもたらしえないような何かをもたらすのではないか。たとえば、脱原発への闘争とは、原発を造るべく資本=国家が構築してきた体制を脱構築することです。その意味では、災害が(…)資本=国家への対抗運動の引きがねを引くことになりうる、と思います。
(本書、第I部より)
『世界史の構造』刊行以降の思想の深化を踏まえ、3.11大震災により新たに直面した状況に対応して、いち早く著者自身によって読み直された『世界史の構造』をめぐる思考の軌跡。
大澤真幸苅部直岡崎乾二郎奥泉光島田雅彦佐藤優山口二郎高澤秀次らとの、『世界史の構造』をめぐる徹底討論七本を併録した、決定版『世界史の構造』リーダー。
*2011年6月に朝日カルチャーセンター湘南教室でおこなわれた講演「いま、世界を考える1―「自然と人間」」の講演草稿にもとづく書き下ろしです。
発行:株式会社インスクリプト
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2011/10 柄谷行人「哲学の起源 第四回」 新潮10月号
2011/11 柄谷行人「哲学の起源 第五回」 新潮11月号
2012 柄谷行人『哲学の起源』