柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

『季刊思潮』 no.2, 1988.10 特集=〈分裂病〉をめぐって

no.2, 1988.10 特集=〈分裂病〉をめぐって
木村敏中井久夫市川浩柄谷行人「共同討議 〈分裂病」をめぐって:固有名の欠如・不成立」
柄谷行人「固有名をめぐって」 
● ロバート・ウィルソン+鈴木忠志「演劇の〈力〉とは何か:舞台はテキストの視覚的翻訳ではない」
新井淳一「〈現場の思考〉2 構造としての織物:新井淳一氏に聞く」(聞き手:伊東豊雄+ゴピカ・ナース、構成:市川浩
● 絓秀実「美から雑へ:「近代の超克」と小説」 
室井尚「メディア/身体/都市:ディジタルネットワークと文化」
鈴木晶「作者と主人公」
丹生谷貴志「〈不毛〉を巡るノート」 
● 本堂明「小熊秀雄とその断面:解体期における健康さへの意志」
大西巨人「断章三つ」
森毅「ポスト・モダニズムの倫理と情報資本主義の精神」
● 毛網毅曠「水の都市」
季評
柄谷行人ライプニッツ症候群:吉本隆明論」 
● 近藤耕人「異性愛の映像と同性愛のまなざし」
井口時男「「被曝」のすすめ」
松平頼暁「聞き做しの教訓性と音楽における描写指向について」
長谷部浩「野外劇に立ち会う」
● 人見毅「配達された三〇の海:「アメリカ村・物語」より」
連載
宇佐美圭司宮澤賢治春と修羅』序 私註」 
川村毅「吸血鬼の演劇 2 見捨てられた肉体」
川村湊「近世狂言綺語伝 2 越境する少年たち」
水村美苗「続・明暗2」