柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

『季刊思潮』no.1, 1988.7 特集=〈場所〉をめぐって

『季刊思潮』
no.1, 1988.7
no.2, 1988.10
no.3, 1989.1
no.4, 1989.4
no.5, 1989.7
no.6, 1989.10
no.7, 1990.1
no.8, 1990.4
1988年創刊。当初の編集同人は、市川浩柄谷行人鈴木忠志の三名。1989年のNo.3から浅田彰が参加。1990年のNo.8で終刊。第I期『批評空間』(福武書店)へ続く。

no.1, 1988.7 特集=〈場所〉をめぐって
磯崎新市川浩柄谷行人鈴木忠志「共同討議 〈場所〉をめぐって:外に在り、かつ単独性として在ること」
ピーター・ブルック鈴木忠志「演劇の〈方法〉:同質性と異質性を提出しながら」(司会:扇田昭彦
荒川修作市川浩「モラリティー、エコノミー、そして戦争」
荒川修作「「構築」するために」
甲野善紀「〈現場の思考〉1 いまなぜ武術なのか:感覚と身体の組み直し」(聞き手・構成:市川浩
柄谷行人ポストモダンにおける「主体」の問題」(1988.4.11.デューク大学でThe Duke Center for Critical Theory主催の会議にて発表) 
岩井克人「美しきヘレネーの話」 
野家啓一「「科学」という物語」 
● 松尾正「他我の超克:”無”関係についての現象学的粗描」
松本小四郎「リアリズムという共同幻想
● 西堂行人「現代演劇の〈場所〉」
● 太田省吾「演劇は本当にライブか」
津島佑子「体験の円環から」
高橋源一郎「「ドラゴン・クエストIII」、物語は勝利したか」
リービ英雄「ターミナル:終焉からの出発」
季評
笠井潔「「和魂洋才」社会の再編:「現代思想ブーム」以降」
島弘之「抽象的でなければならない:至高虚構の第一原理」
伊東豊雄「アンドロイド的身体が求める建築」
● 黒木博「神への漸近線:勅使川原三郎『サブロ・フラグメント』を観る」
三浦雅士「絵画の脱構築荒川修作の方へ」
連載
川村毅「吸血鬼の演劇 1 見捨てられた空間」
川村湊「近世狂言綺語伝 1 遊ぶ京伝」 
水村美苗「続・明暗1」